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犬に必要な栄養を知る

01.

動物性タンパク質

犬の食性は肉食寄りの雑食と言われています。祖先のオオカミは肉食に近い動物でしたが、人と共生し2万年がたつ現在の犬は少し雑食に傾きました。しかし、基本となる栄養源は動物性タンパク質です。手作りご飯では、肉・魚・卵などを使っていきます。植物性のタンパク質は消化が悪い上に利用率が極めて低く、利用されなかった分は結局老廃物となって排出されるのです。

多くのフードには動物性タンパク質だけでなく植物性タンパク源として豆類が使われたり穀類に含まれるタンパク質もまとめてタンパク質として計算されます。ですから、フードは実は犬にとっては栄養的価値が低いタンパク質も多く含まれているのです。手作りご飯は、動物性タンパク質をメインに使っていくことで無駄になってしまうタンパク質はなく、総合栄養食と言われるフードより、利用率が良いことでしっかりと栄養が摂取できるのです。

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02.

穀物

グレインフリー(穀物不使用)と言われるフードが有名ですが、犬には穀物が必要ないという考えからきています。犬の祖先であるオオカミが肉食に近い動物で穀類を食べていなかったことも考慮されてのことでしょう。

しかし、オオカミから犬に進化し人と共生し始めて二万年が経ちます。昔は今のように人は肉や魚を簡単に手にすることができず、人と共生する犬は人の食事を分けてもらい生きてきました。その中で段々と穀物に適応し、穀物をエネルギーにできる体へと変化してきました。穀物のない肉や野菜のみの手作りご飯が現代の犬に合うかというとけしてそうではありません。

また、グレインフリーフードは穀物の代わりにイモ類豆類が使われているものがほとんどです。穀物やイモ類豆類がないとフードを粒状に成型し焼きあがった後も崩れないようにすることが難しいのです。グレインフリーという言葉だけに惑わされず、犬にとって本当に必要な栄養や食材をしっかり理解する必要があるのです。講座では使う穀物やその、また穀物以外のものからエネルギーを賄う方法もお伝えします。

 

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03.

野菜

やや雑食に傾いた犬にとって野菜も健康をサポートする有効な食材です。野菜の食物繊維や抗酸化物は、動物性タンパク質にはない栄養素であり、腸内環境を整えたり体の酸化から身を守る役割があります。しかし、野菜は例え草食動物であっても自分の消化酵素では消化できない、動物にとって非常に消化しづい繊維を含みます。草食動物は自身の胃や腸に微生物を住ませ、微生物に分解してもらっているのです。

犬にとっては沢山のの野菜は必要ありません。また、できるだけ消化しやすい形状で与える必要があります。私たちが簡単に見られるネットの手作りご飯のレシピでは野菜が過剰気味であったり、野菜の形状が大きいものもあります。野菜は体に良いという人の間隔を犬の手作りご飯に再現してしまうと、野菜の過剰で結石や胃酸のphをあげて消化能力を落とすことにも繋がります。

私たちは犬の体の特性を理解し、適切な適切な形状の野菜を入れてあげることが大切です。

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