01.
猫は祖先のリビアヤマネコから二万年たった現在の猫まで、一貫して肉食性を貫いています。つまり猫の体には肉が必要ということです。フードに加工された肉ではなく、水分を豊富に含む新鮮な肉は、猫の体が本来必要としている食べものなのです。
私たち飼い主は、猫の健康を考える上で猫の食性を理解し猫の体に合ったごはんを用意してあげることはとても大切なことです。
生食の作り方を学び活かしていくことは、猫の生涯の健康をサポートすることに必ず生きてくるでしょう。
02.
生食は、肉を加熱せずに生のままごあげる手作りごはんの形です。フードは水分を乾燥させているため、元々水を沢山飲む習性のない猫は、慢性的に体が水不足の状態になっている場合があります。
水は大きく栄養や酸素を運んだり、老廃物を尿として出す役割があります。体の水分が不足するとそれらの役割が果たしづらいことで様々な臓器に負担がかかり、猫に多い泌尿器の疾患に繋がるだけでなく全身の健康状態にも影響を与えます。
生食は新鮮な肉から豊富に水分が豊富に摂れることで全身の健康をサポートできます。作り方も非常にシンプルです。
03.
講座の中では加熱する際の方法もお伝えしていますが、生食の違いは、加熱によるタンパク質の変性が起こらないことです。猫は本来生肉を消化できる強い胃酸を持ち合わせており、タンパク質の変性が起こらない生肉が一番消化に負担になりません。
また、加熱による栄養素の損失がないため、生食は最も栄養価のあるごはんとも言えます。生肉に含まれる酵素やバクテリアと共に高い栄養価の生食は病気にならない強い体作りや体質改善に適したごはんです。
優れた栄養を含む生食だからこそ、他に加えるものが少なく作り方が簡単なのです。
ホリスティックウェイブスは、全二回の講座で猫の体の特性やフードの話、生食の作り方から食材・栄養学について、+αの栄養の摂り方や猫と暮らす上で大切なことなど、幅広く学ぶことができます。
手作りが初めてという方も以前に作り方を学んだけれど、疑問が残っていたりもっと理解を深めたいという方も受講されています。無期限のアフターフォローがありますので、やっていく中で分からないことがあればいつでもメールでご相談いただけます。講座はオンラインと対面で行っています。
講座の詳細は下記ホームページよりごらんいただけます。講座のお申し込みは下記お問合せフォームよりお願いいたします。
私が犬や猫の食について真剣に考えるきっかけとなったのは、我が家に二匹の猫を迎えたことでした。元々子育てを通して、家族にはできるだけ栄養があって病気をしない体作りを意識した食事作りをしていました。
私自身が大きく体調を崩したことがあり、健康でいられることがどれだけ幸せで、健康でないことがどれほどつらいことか身をもって経験しました。そのつらい時期を経てトリマーに復帰し猫を迎えたことで、私は食を通して沢山の犬や猫の健康を支えたいと強く思い、この講座を開くにいたります。
犬や猫の生涯の健康を願って生食の作り方、実践の仕方をサポートします。