今や犬を上回る飼育数を誇る猫は、家族の一員として私たちの生活に大きな喜びをもたらす存在となっています。そんな大切な存在である猫の食事について、ホリスティックウェイブスは手作り食を通じて猫の生涯をサポートいたします。
多くの猫がキャットフードを食べていますが、愛猫にあげているキャットフードについてどこまで理解して選べているでしょうか?実は市場に出回るキャットフードのほとんどが猫の体が必要とする栄養が不足していたり、逆に過剰になっている栄養があるのです。
肉食である猫にとって最も必要な栄養源は動物性のタンパク質です。肉や魚など動物性の食材は猫の食事の中心になります。猫の本来の食べものは他の小動物丸々全てです。ねずみや小鳥を丸々食べることは猫にとって最も必要な栄養を全て満たす食事です。ですが一般家庭でそのような小動物をあげることはできませんね。ただ、猫にとって最適な栄養を満たす小動物を仮に食べたとしましょう。その栄養素性はタンパク質が6割ほどを占めます。一方で多くのキャットフードはコストの面でタンパク質が3∼4割のものがほとんどです。それはグレインフリーと言われるフードもそうなのです。動物性タンパク質主体のフードもわずかにありますが、高温で加熱加工されてしまうとタンパク質は変性し、消化しづらくなります。十分に消化吸収されないタンパク質は結局老廃物となってしまうのです。
また、フードは糖質が多いものがほとんどであり、猫の食性からはかけ離れています。猫は自分の体でグリコーゲンと言われる糖質を作り出しエネルギーにすることができるため、妊娠中などを除いて食事から糖質を摂る必要は基本的にありません。しかし、多くのフード、また穀物不使用であるグレインフリーフードであっても糖質は3割ほど入っています。タンパク質と変わらない量の糖質が入っているのです。
キャットフードは水分も殆どないため、水をあまり飲まない猫にとっては結石や膀胱炎、腎臓疾患のリスクが高くなります。