猫の手作りごはんを全二回の講座で学ぶホリスティックウェイブス | それぞれの個性に合った手作りごはんを

猫は昔も今も変わらず、肉食動物の体の構造や機能を貫いています。

それは猫が生きて子孫を残すために、肉を食べることが最も体にとって合理的だったからなのです。

猫の健康を考える上で、毎日たべるごはんが体にあったごはんであることはとても大切なことです。

猫が自分の体の特徴、消化能力、嗜好性に叶ったごはんを食べられるためには、既製品ではなく私たちがほんの少しの手間で手作りしてあげることで実現することができます。

将来、病気の治療にお金や労力を費やし猫自身も不便な思いをすることがないよう、私たち飼い主が今からできることを取り入れることも大切です。

手作りごはんは長い目で見た時必ず猫の健康を支えるものとなるでしょう。

手作りごはんは食材を自分で選べるため、食べているごはんの中身を全て把握することができます。

キャットフードは原材料や価格、キャッチコピーからしか情報を得ることができません。

手作りごはんは全て材料を把握できるため、最も安心で安全なごはんと言われています。

フードだけに頼りすぎずに体調に合ったごはんをカスタマイズできるのも、長生きする秘訣なのです。

猫の祖先は元々砂漠地帯に住んでいたため、

水分の摂取源は狩りをした小動物からでした。

水場がなかったことから、水を沢山飲むという習性がなく、ドライフードだけでは水分が不足してしまいます。

水分が不足することで泌尿器系の疾患が増えたり体全体の代謝が回りづらくなってしまいます。泌尿器系の疾患で療法食を食べている猫も非常に多いのが現状ですが、これらは水分を飲ませるために塩分を濃くしてつくられています。猫にも塩は非常に重要なミネラル源ですが、フードに含まれる塩分は精製された化学塩です。また、泌尿器の疾患のケアのみを優先したそれらのフードは全体的な栄養バランスはけしてよいとは言えず、長期に渡って食べ続けることは違うリスクを生みます。

手作りごはんは、フレッシュな自然素材を使うことで水分をしっかり摂取できるため、水分不足による猫への体の負担が大きく軽減されます。

猫は肉食であるように、肉や魚といった動物性タンパク質が最も体にとって必要な栄養素です。

フードにも肉や魚は使われていますが、猫にとっては利用されづらい植物性のタンパク質や、過剰な糖質が含まれています。また、高温で加工されるため、どんなに素材にこだわって作られたフードであろうと栄養は破壊されてしまいます。

手作りごはんは生食や最小限の加熱食により、栄養素の破壊が少なく、食材そのものが持つ栄養素を無駄なく摂るこができるのです。

講座ではより栄養を失わない調理の方法や、必要に応じて使っても良いプラスαの補助食品などもご提案します。

我が家には二匹の猫がいます。この猫たちがを迎えたことで、私は食について真剣に考えるきっかけをもらいました。

猫の健康を考えた時、加工されたフードではなく、自然な食材から栄養や水分を摂れることはとても大切だと感じています。

私自身三人の子供を出産後に大きく体調を崩した経験があり、犬も猫も健康で過ごしてほしいという想いが人一倍強くあります。手作りごはんを通して、一匹でも多くの猫が元気に生きられるきっかけになれば嬉しいです。