全二回犬の手作り食講座ならホリスティックウェイブス | 食材の特徴から手作りごはんを学ぶ

ホリスティックウェイブスの講座は手作り食を中心に学びますが、犬にとって本当に幸せを感じる瞬間は食ではないと思っています。犬にとって本当に幸せな瞬間は大好きな飼い主と長く一緒にいられることなのです。大好きな飼い主と一緒にいられるために、長く健康で生涯を全うする手助けになるのが手作り食であるという位置づけです。

犬が病気をした時に痛かったり苦しい思いをしてしまうことは犬にとってもつらいですが、愛犬を想う飼い主にとっても同様につらいものです。そして犬自身は大好きな飼い主が自分が病気であることに悲しむ姿もつらいものなのです。

元気で過ごせることは人と犬の生活の中のこの上ない幸せな時間です。病気をしてしまっても、愛犬と過ごす時間は飼い主にはとてもかけがえのない時間です。そのかけがえのない時間をより長く楽しく過ごすために、手作り食を提案しています。

多くの飼い主様が実感したことがあるように、犬は肉が好きです。フードのように加工された肉ではなく、肉そのものが大好きなのです。肉が嫌いな犬はほぼいないでしょう。それもそのはず、犬の体は肉なしには機能を維持できないほど体にとっても必要であり、肉を好んで食べる事は生きるための本能なのです。

祖先のオオカミが獲物を狩りして獲物の肉を食べて子孫を繫栄し、命を繋いできたことにも繋がります。生きるための本能として備わっている肉そのものが好きである犬にとって、フードという加工された状態である毎日同じごはんよりも、色んな肉をローテーションで使ったごはんは生涯飽きることがなく喜んで食べる食べる食事の形なのです。

そしてフードではなく肉そのものから豊富なタンパク質やビタミン・ミネラル、水分を摂れることは犬の体を健康な状態へと導いてくれたり、今ある健康をより長く維持する手助けになるでしょう。講座では、犬が好み、かつしっかり栄養となる手作り食の作り方をそれぞれの肉に特化した栄養素を踏まえてご紹介していきます。

犬は本来肉が大好きな生き物です。肉を好むということは、ただ単に嗜好性が強いというだけでなく、生きるために必要な栄養だと本能で知っているからでしたね。

多くの飼い主様は肉を好むことを知っているものの、「総合栄養食」と言われるフードでないと栄養バランスが崩れてしまうとフードを使われます。しかし、よく考えていただきたいのです。犬の体の維持に最も必要な肉を、100度を超える高温で粉々に調理し、跡形もなくなった肉と、茹でるなどシンプルに調理した肉そのものと、どちらが栄養があると思いますか？おそらく後者だと多くの方がここで気づくのではないでしょうか。シンプルに調理した肉は栄養が残っているだけでなく、「消化」しやすいのです。

なぜなら、肉を高温で焼くとタンパク質が変性してしまいます。元々高温で調理された肉を食していた生き物ではありません。できるだけ「自然」な状態が残っている肉の方が消化しやすいのです。消化しやすいということは、無駄に消化にエネルギーを使うこともなく、また効率よく体の栄養になるのです。

フードは乾燥状態のため、胃の中で大量の水分を使ってふやかさなければいけません。総合栄養食という言葉だけにまどわされずに、犬が何を好むか、そしてなぜそれを好むのか、と改めて考えていただきたいのです。そして高温で加工されていない「自然」な食材の方が消化されやすく栄養になりやすいことを知っていただきたいのです。